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「討論(debate) 力」をもとう!

11月4日はアメリカ大統領選挙ですね。
みなさんはどれくらいの関心をもって、この選挙を
ご覧になっているでしょうか?

昨日NHKスペシャル「日本とアメリカ」を見ました。

新政権が樹立した後のアメリカ政府に、日本の存在感
を再認識してもらおうと必至に次期政策のブレインと
なる人たちに働きかける日本公使(大使)たちの姿が
そこにありました。

残念ながら、世界における日本の存在感は
日々薄れているといっても過言ではないと思っています。
中国、インドの政治的、経済的な発言力の台頭。 
合わせて日本の政治力・外交力の低下が原因であると私は
考えています。

もう一つ、このスペシャルを見ていて、根本的に私が
非常に危機感をもったのは、日本人公使レベルにおいてすら、
「議論する力が不足しているのでは。」と感じたから
でした。(もちろんその仕事と努力には敬意を表します。)

「英語力」はもちろん大使になられるくらいの
方たちなのですがら、流ちょうです。 でも疑問をもった
のは「ディベート(議論)力」。
論理的に(決して感情的ではなく)相手を追い詰めて、自分
の望む結論にその場の議論を持ち込む力です。

日本は憲法によって、軍事力保持には大きな制限があります。
ですから、大使たちは、アメリカ次期政権に対して日本が
貢献できることは、むしろ、環境問題、貧困問題、感染問題
(これらはいずれも大きな課題ですね。)で、この分野で
日本は期待十分こたえられる、とアピールしているわけです。

しかしながら、アメリカ人にとっては、目の前の
アフガニスタン問題や、イラク問題のほうが重要で、それらへの
これ以上の貢献を避けようと感じられる日本大使たち提言を痛烈に批判します。

実際にカットされている場面もあると思うので、決して大使たちがアメリカ人の発言に押されっぱなしだったとは思いませんが、
私がびっくりしたのは、当然、相手からこのような(軍事力への
更なる追加資金提供を迫られる、または具体的なアクションを求められる)反応があることは素人の私ですら想像できるのに、日本人チームが連携して反論する方法を事前に練り上げた様子がなかったことです。
その会議にはるばるアメリカまで応援に来た外務省エリート官僚の人たちですら、アメリカ人の発言の前に焦りが見られました。

私だったら、こう言います。
○ アフガニスタンはともかく、イラク戦争は、日本が再三、国連のお墨付きを得るように説得したにも関わらず、ブッシュ政権がこの点を無視したこと。

○ それでも、世界の中において、アメリカの立場を擁護し、日本の自衛隊を派遣するなど、日本にとっては、大きな決断を重ねてきたこと。(具体的に金額にして、いくら、などの資料があれば、なおよい)

○ また、「アメリカ」から発生した(この部分を強調!)金融不安の影響により、日本においても、その経済の行方が予断をゆるさないこと。でも日銀レベル、民間レベルで、アメリカ金融の安定化に徹底して尽力していること。 
(日銀がいくら市場にドルを投入したか、日本の金融機関が異例の速度でアメリカ金融機関に資金注入を決め、雇用の確保に貢献したことなどをアピールしまくる。)

など、遠慮せずに、しっかりと主張しなくてはなりません。
そうすれば、アメリカ人は少しはタジタジっとなるはずです。
「これは相手を傷つけるのでは。」と控えていてはダメです。
英語圏の人たちとの議論は腹の中をすっかり見せてしまわなければ逆に信用されません。

そこで、自分たちの主張に相手を引き込んでいくのです。
○ テロとの戦いを続けるアメリカを①、②、③の点からさらにサポートしていく。(この①、②、③は政府とすり合わせて具体的なものをもっていくべきでした。この点が議論の流れを呼び寄せます。)

そして最終的に自分の一番引っ張り込みたかった舞台に相手を
もっていきます。

○ 中国、インドの台頭により、一番懸念されるのはエネルギー問題。一時下がっている原油も、かれらの経済成長により、価格が上昇する傾向は避けられない。 日本の技術を使い、世界のエネルギー効率を高めることは、アメリカの国益に十分つながる。
(ちなみに、同じ経済効果を上げるために必要とする原油の量はアメリカが1とすると、日本は0.5ほどだそうです。
省エネが徹底している日本なのです。)

その他の問題もすべて「日本と組むことでアメリカの国益にかなう。」としめくくることです。でも相手を納得させられる具体策とともにです。

公使が時々使っていた、「世界第2位の経済大国日本と組むことが最良。」というのはディベート法則からいうと、具体性に欠け、説得になりづらいです。
日本がいつまで世界第2位の地位を守れるか
わからない、と私は思っています。 それくらいインドと中国のスピードはすごい。 国ぐるみで、必至になっているからです。

日本の存在感を世界で高めるためには、ディベート力の養成が
欠かせません。 とくに外交レベルでは。
私はこの特集をみていて、さらに気持ちを確認しました。

「日本を代表する人材を育成したい。」
こんな私ですが、そういう思いを熱く日々持っています。

ハッピーキッズでは単に英語を話せる人材ではなく、しっかりと
将来、世界で日本を発信でき、世界で対等に議論をできる
人を育てていきたい。

保護者のみなさま、お子様の比べるべきは、ご近所の
お友達でもなければ、紙一枚の学校の成績でもありません。
東大出の官僚ですら、議論が苦手、とわかりましたから。

めざす相手は「世界!」です。 
私自身も含めて、勉強することは山ほどあります。 
一緒にがんばりましょう!

2008年 11月 3日 | Posted in 日記
AUTHER:ケイト先生 | タグ:
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